電磁波について |
「電磁波」とは、電圧がかかっているものの周りに発生する「電界」と電流が流れているものの周りに発生する「磁界」の相互作用により進行波となって、目に見えず遠くまで伝わる電波のことで、周波数や性質によって様々な用途に活用されています。例えば、医療に使われるレントゲンと呼ばれるγ線、X線、殺菌や塗料に使われる紫外線、医療や暖房としてのヒーターに使われる赤外線、また、光通信からラジオ、無線、長距離電話等の電波もその一部です。また、家電製品や、携帯電話等の身の回りにある「電磁界」(電界と磁界)が人体に及ぼす影響が注目されています。ただし、電磁界の対象となる器具から人体への距離も関係あるので、磁界強度の高い器具でもさほど人体に影響を及ぼさないものもあります。
「スパ・フロア」も「電界」と「磁界」を有する製品であるため、「電磁波」を発生させます。他の家電製品との比較を下表にてまとめてみました。 |
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電磁界発生源
(電気器具) |
発生電磁波
(単位mG) |
携帯電話・PHS |
50〜200 |
ドライヤー |
40〜374 |
電気毛布 |
50〜100 |
電気カーペット |
54〜410 |
電磁調理器 |
80〜370 |
グリル鍋 |
27〜500 |
電子レンジ |
100〜200 |
ステレオ |
20〜200 |
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電磁界発生源
(電気器具) |
発生電磁波 (単位mG) |
電気こたつ |
20〜100 |
掃除機 |
40〜82 |
エアコン |
10〜147 |
テレビ |
3〜60 |
温水洗浄便座 |
13〜55 |
電動シェーバー |
9〜40 |
電動歯ブラシ |
3〜38 |
スパ・フロア |
0.5〜6 |
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国際機関「WHO」では、1987年に磁界規制値を50,000mGと定め、国際非電離放射線防護委員会「ICNIRP」では、1998年に50Hzで1,000mG。60Hzで833mGと定めています。
各国の電磁界規制も下図の様に制定されています。 |
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国 名 |
電磁規制値
(mG) |
制定年 |
日本 |
な し |
ー |
ドイツ |
1,000 |
1997年 |
イタリア |
1,000 |
1992年 |
オーストラリア |
1,000 |
1989年 |
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国 名 |
電磁規制値
(mG) |
制定年 |
イギリス |
20,000 |
1993年 |
フランス |
1,000 |
2001年 |
スイス |
1,000 |
1999年 |
アメリカNY州 |
200 |
1990年 |
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また、電磁波によって起こる人体への影響は、様々な機関で研究がなされていますが、我が国では総務省の発表により『我が国をはじめ国際的な専門機関では、電波防護指針値を下回る強さの電波によって健康に悪影響を及ぼすという確固たる証拠は認められないとの認識で一致している。』と示しています。
※平成13年1月30日総務省報道発表、『「生体電磁環境研究推進委員会」の中間報告−安全で安心な電波利用に向けて−』から抜粋しかし、一部の専門家は、「携帯電話はできるだけイヤホンを使用する」とか、「電子レンジ使用中は少し離れる」などの注意を促す方もいらっしゃいます。
以上のことから「スパ・フロア」が人体に及ぼす影響は、極めて皆無であると思われます。 |
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